紫式部の枝についた実がだんだん紫色に。源氏物語のイメージですね。

秋の花材の上品な花材の一つ「紫式部」。
アーチ状にたわわな枝ぶりは実りの秋を感じます。

 由来・・・・・ 和名が「源氏物語」の作者として名高い平安時代の才女にちなむせいか、名前はよく知られています。

6月から8月頃、葉の付け根から出る短い柄の先に、小さな紅色がかった紫色の花が咲きます。そして、10月から11月頃に、直径3mmほどの小さい美しい紫色の果実が付きます。

この紫色の実の清楚な美しさを、平安時代の才女「紫式部」にたとえました。また、紫色の実をびっしりつけることから「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」となっていったとの説もあります。


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   2011.9.8撮影

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